主人公のアキ役の、のんは、一見普通でヒロインを演じるには外見は普通だしどうかな、と思ってみはじめたが、うまいとか下手とかではなく、体当たりで一生懸命な演技に好感が持てた。
相手役の福士蒼汰はこのドラマで初めて知った。
最初は誰？セリフも少ないし、かっこいいけど演技はぎこちないな～と思っていたが、無口で不器用な先輩、という役どころが妙にはまっていて好感が持てた。
福士蒼汰演じる種市はアキの親友のユイと付き合う、アキのことが好きになっていくストーリーは、筋だけきくと節操のない男に感じるが、気持ちが傾いていくのが自然で静かでよかった。キャラが強すぎる他の登場人物に比べ、印象には残っているが、よい意味で目立ちすぎない役だった。
脇を固める役者も、宮藤官九郎メンバー大集合で、個性的なキャラばかりでみていてあきなかった。
脇役に感情移入できる人物が多く、どの人が出てきても人物の特徴が明確でテンポがよく、みていて飽きなかった。
脇役で好きだったのが、イソ役の皆川猿時で、癖がありすぎてすごい演技だな…と衝撃を受けた。
次は、かつ枝役の木野花で、一見ものすごく真面目でまっとうな人にしか見えないのだが、各所にクセが見え隠れしていて、小さくくすっと笑え、どの役者にもそんなごく小さな見せ場がちりばめられていて、メインキャストが出ていないようなシーンでも目が離せなかった。
個人的には、出番が少なかったが有馬めぐ役の足立梨花がすごく印象に残っていて、それ以来彼女が他の番組に出るときはなんとなくみてしまうようになった。
朝ドラなので、1回15分というのもみやすかった。