4.0
出演者 4.5
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
東京タラレバ娘
東村アキコの漫画を原作にしたテレビドラマ『東京タラレバ娘』。
連載開始直後から、その過激な内容で話題になっていた漫画でした。
ドラマかが決まる前から漫画を読んでいたので、あれを実写化してしまうのか……とどきどきしながら見ていました。
主人公のタラレバ娘たちが原作よりも若返ったのはちょっと残念でしたが、原作のエピソードを丁寧にドラマにしていたと思います。
一番の面白さはやはり、居酒屋でのタラレバシーンでした。
恋と仕事のストレスや愚痴を、酒を呑みながら解消するのはありだなーと思いながら見ていました。
主人公の鎌田倫子(吉高百合子)が気を抜くと現れる毒舌な妖精・タラとレバも、いい感じに画面にフィットしていたと思います。
見ていてはらはらさせられたのは山川香(榮倉奈々)です。
どーにも頼りにならなさそうな元恋人のバンドマン・鮫島涼(平岡祐太)とはすっぱり別れたほうがいいと思いつつ、最後の決断にはなるほどなあと思いました。
鳥居小雪(大島優子)と丸井良男(田中圭)の不倫関係には「早く別れろー!!」と毎回叫んでしました。
責任のとれない関係にずるずると引き込まれていく小雪に縄をかけて引っ張り出したかったです。
そして人気モデルのKEY(坂口健太郎)と職場の先輩の早坂哲郎(鈴木亮平)の間でぐらぐらする鎌田倫子!
どちらともここが決め手になりそうでなかなかならない、という絶妙のぐらつき加減でした。
さんざんぐらついた挙句、最後にはすっきりまとまって良かったです。
設定は泥沼な人間関係なのですが、カラッとした空気の描き方だったので、最後まで楽しく見られました。