5.0
出演者 5.0
ストーリー 4.0
演技 5.0
映像 4.0
過保護のカホコ
両親から過保護に育てられた箱入り娘が成長していく『過保護のカホコ』。
このドラマの魅力は、やはり主人公の根本加穂子(高畑充希)だと思います。
両親が苦労した末に生まれた一人娘である加穂子は、とにかく過保護に育てられました。
その結果、加穂子は毎朝ママに起こしてもらい、着ていく服もママに見せて決めてもらうほどです。
大学生の加穂子はある日、同じ大学の学生である麦野初(竹内涼真)と出会います。
苦労人の初は苦労知らずの加穂子に対してはじめは厳しく接します。
でも、一緒にいるうちに、加穂子がものすごく善良で、一生懸命な人間であることを知り、初も影響されていきます。
加穂子と初がお互いに支えたり支えられたりするのが、ラブ&ロマンスで、すごくいいんです。
また、『過保護のカホコ』と言えば、終わらない家族間トラブルも面白さのひとつです。
加穂子の母・根本泉(黒木瞳)と父・根本正高(時任三郎)の実家の人々も、ドラマに登場します。
泉の実家である並木家は大家族。正高の実家は母・父・妹の3人です。
どちらの家も、家族の全員が何かしら問題や悩みを抱えていて、家族大好きな加穂子は、毎回親戚たちのトラブルに巻きこまれていくことになります。
特にバイオリンが得意ないとこの糸(久保田紗友)が怪我をした後に不良になってしまった問題は、最後の最後まで続いていきます。
加穂子は無事に就職先を見つけることができるのか、家族の問題は解決することができるのか、最終回まではらはらしっぱなしでした。
自分の身の回りにもひとりはいそうな困った人たちを、加穂子を演じた高畑充希をはじめとする俳優陣が、説得力のある「すっばらしい」演技で魅せてくれます。