モテそうもない独身の男のところに、綺麗で明るい女医が彼の人生にズカズカ入って行く。戸惑うだろう普通。だけど、人は何かしらの縁があって一緒になってしまう。相手の足りないところをカバーするようにお互いが上手くかみ合うのだ。それをこのドラマは見事に描いた作品だった。はじめは間宮真司に足りないところがあると思っていたが、尚に足りないところがあったのだ。それは、アルツハイマー病が原因で、どんどんもの忘れをしていってしまう辛い病気。真司が自分の感情を抑え、夫として、人として彼女の全てを受け入れ、「愛」そのもので抱きしめていく、真司だからこそできたことだと思った。人ひとりをこれ以上ないくらい大切に愛していくことの大事さを教えてもらった。
恋から愛、愛から情になりつつある現状だが、自分も最後まで愛を貫き通したいものだ。