戸田恵梨香とムロツヨシ、こんなアンバランスな組み合わせ誰が考えたんだろうと配役の時点で興味深いドラマだった。内容は若年性アルツハイマーを扱うシビアなものですが、ちゃんと恋愛して、ちゃんと傷ついて、それでも一緒にいることを選択していくものです。そのふたりの感情を出し切って演技していると感情移入がしやすいドラマ。
ムロツヨシはただおちゃらけた演技やコメディー要素だけのイメージから脱却できた代表作になると思います。病気に侵されていく妻を支えることのできる強い男の役を全うした感じがして次の役にも期待ができました。
ふたりを取り巻く人たちの感情の変化も面白く意外なことも多々あり、全話通してクスッと笑ったり、泣いたりして大変満足できる内容でした。