ドラマの中でラブストーリーが一番好きで「大恋愛」というタイトルを見て惹かれました。
主人公の女性が小説家に出会い恋に落ちるのですが、主人公が若年性アルツハイマーになり、どんどん記憶を失っていくという切ない物語になります。

いつか自分が誰なのかもわからなくなるという恐怖を抱える主人公に優しく寄り添う夫や一番の理解者の母親、かつての婚約者で信頼できる専門医など支えてくれる人たちの温かさを感じるドラマだと思います。

第8話では主人公と同じ病を持つ男性（松尾）が主人公（尚）たちをかき乱すというストーリーでした。尚に好意を持ち、偶然を装ってスーパーに行ったり、夫に秘密で2人きりで会うこと、さらには家の前で待ち伏せするといった行動もとっていました。彼の行動にぞわっとしました。

主人公は夫（真司）が「自分のことを小説にすることは自分の生きがいだ」「あなたに出会ったことも、されたこともすべて忘れてしまうからあなたを恨まない」という尚の言葉にジーンときました。今まで出会った人のことも、楽しかったこと、悲しかったこともすべて忘れてしまう。それでも前を向いて進んでいく姿に勇気をもらいました。
毎回涙、涙です。

私のお気に入りのシーンは、戸田恵梨香さんが演じる尚とムロツヨシさんが演じる真司がイチャイチャするシーンです。
松尾に睡眠薬入りのコーヒーを渡されたときに飲んだふりをした尚。その判断に真司は「女優みたい」と感心していました。
そして2人は他のだれかじゃなきゃ絶対にダメなんだと伝え合っていたので心が温まりました。

今回のことがあり、さらに愛が深まり、2人なら素敵な家庭を築くことができると私は思いました。