「逃げ恥」「アンナチュラル」の野木亜紀子先生が脚本をつとめた今回のドラマ。
上記の二つのドラマはとても面白く、最終回が放送されたあとには「ロス」に陥りました。

だから今回の「けもなれ」もものすごく期待していたんです。
俺たちの野木先生ならやってくれる！

…そう思っていたんですが、
一話目から最終話まで、理不尽なパワハラ上司にひたすら耐えるガッキー…を
見ているのは辛かったです。
あんなにリアルにしなくていいのに…。何度も視聴をやめようと思いました。
それでも視聴を続けたのは、「それでも…それでも野木先生なら最終話でガッキーを幸せにしてくれるだろう！」と思ったから。

そして今回は期待していた最終回！
やっと、やっと、パワハラ上司に天誅が下って、ガッキーが幸せになれるんだよね？！
そう思っていました。

……が、
最終話を視聴した感想は、
正直、「これだけ？」

まあ、ガッキーは仕事やめたし？会社は開発の人が何人も辞めて大変だし？
社長にこれまでガッキー（と、似たような境遇で毎日苦しむ視聴者）を苦しめた罰がまったくなかったわけではない。
わけではない…が、
本当にこれだけですか？

ガッキーが演じる晶さんは、現実的に幸せになったよ。そう自分を思い込ませました。
けど、逃げ恥だってゲイを告白した男性社員はネットで気になっていた人と会えたし、
アンナチュラルではみんなに研究所のみんなに嘘をついて情報を週刊誌に売ってたメインキャラも許されたじゃん！
でも、けもなれは…。

正直、消化不良でした。
晶さんはもっと幸せになってよかった。
否、もっと幸せになるべきだ！！！