いやーーーー、ブスブスブス、ブスの連発。一歩間違うとセクハラと取られかねない。
が、「ちょうどいい」とブスの頭につけることでうまーく、非難をかわしている。
もっとも、ブスの神様なるものまで登場し
そもそも内容が荒唐無稽なので問題視されないか……。

にしても中味はけっこーシビアで、身につまされる。
とくに、高橋メアリージュン演じる融通のきかない女子木原には共感する。
正論をぶちあげている、自分はどこも悪くない。人に理解されなくてもいい。
そうなんだよね～～～。
信念があって、絶対自分は正しい、と思いみが強いと、
相手の気持ちにお構いなしになる。
孤独だって平気、と強がってしまうんだよね～～。
哀しいよね～～、本心では誰より人に認められたい、理解して欲しい、て強く思っているのに。
独りは寂しい、て……。

けど

プライドがジャマして素直になれない。
豪快にゴハンをかきこんで、「人にわかってもらわなくてもいい」と言い放つ木原がいたいたしい。
ちょうどいいブスになって欲しい反面、
「かたじけない」なんて、ありがとうと素直に言えない武士の木原のままでもいいか、なんて思ったりもする。