財前吾郎の野心が止まらなかった。
一部では外科医としては最高の腕を持っていたのに、二部になると教授の椅子を巡り人間の汚い本能が剥きだしだった。
アウシュビッツのシ-ンは印象的で財前は何を考えていたのか、とても財前の弱さを感じ始めたのが心に残った。