好評だった前作「家売るオンナ」の続編。
前作も楽しみに観てたので、放送前から期待大なドラマだった。

北川景子が演じるサンチーこと三軒家万智は、前作から何も変わらず「家を売るため」には何でもやる。
今回も、家を売るためならユーチューバーになるわ、ネットカフェで寝泊まりするわ、相変わらずの破天荒っぷりだ。

しかも、それを北川景子が完全に無表情で棒読みのセリフで演じるのが面白い。
一部では演技力のない北川景子のために演技が要らない役を与えた…なんて声もあるが、
立ってるだけで華がある彼女にはハマリ役だと思う。

これだけなら前作の面白さを引き伸ばしただけの続編だが、
今回は様々な人間関係の変化が生じていて、それがスパイスとなっている。

まずはサンチー本人が仲村トオル演じる屋代課長と結婚。
たまに見せるツンデレっぷりを見せる北川景子が無表情なのに可愛く見えるのはさすが。

そして、サンチーのライバルとなるフリーの不動産屋・留守堂(松田翔太)の存在と
同性ながら留守堂の魅力に惹かれていく足立(千葉雄大)の今後も気になるところ。

いい意味で前作から変わらない面白さと、ガラッと変わった人間関係がスパイスとなって
ドラマとしての出来は前作を超えているんじゃないかと思う。

ただ、北川景子の顔がアップになったとき、少し二重アゴに見えるときがあるのが残念かな…。