コシノブランドには全く興味がないのに
引き込まれるドラマでした。
小林薫さん演じるお父ちゃんは
昭和の典型的な「父親」で
四姉妹と両親、祖母の食卓のシーンなどは
向田邦子のドラマを想起させます。
糸子のバイタリティは本当に素晴らしい。
尾野さんの熱演が光りました。
終戦の日の描き方は特に良いと思いました。
ストーリーもラスト一か月を除けば勢いがありました。
小篠綾子さんの自伝を読むとわかりますが
ありえなさそうなエピソードのほとんどが事実だったということに驚かされます。
脚本はそのエピソードを上手に料理した、という感じです。
脇役も素晴らしく
...
コシノブランドには全く興味がないのに
引き込まれるドラマでした。
小林薫さん演じるお父ちゃんは
昭和の典型的な「父親」で
四姉妹と両親、祖母の食卓のシーンなどは
向田邦子のドラマを想起させます。
糸子のバイタリティは本当に素晴らしい。
尾野さんの熱演が光りました。
終戦の日の描き方は特に良いと思いました。
ストーリーもラスト一か月を除けば勢いがありました。
小篠綾子さんの自伝を読むとわかりますが
ありえなさそうなエピソードのほとんどが事実だったということに驚かされます。
脚本はそのエピソードを上手に料理した、という感じです。
脇役も素晴らしく
奈津も勘助も八重子さんも、神戸のおじいちゃん、おばあちゃんもみんないい。
一番好きなのは、ハルさんです。
善作が投げつけて潰れたケーキを
「食べれる」と食べるおばあちゃん。
あのシーンは泣きながら笑ってしまいました。
神宮司さんちの「べっぴんさん」や善作が謡を教えていた最後のお弟子さんが
善作のお通夜に駆けつけてくれた、そんな細やかなつくりにも感心しました
大好きなドラマではありますが
ラスト一か月での主役交代
(90代までの話だから仕方ないか)
自虐史観のねじ込み
(わざわざカボチャ《南京》を同時に画面にいれることまでして)
火事を見ると痣のある子が生まれるという下り配慮のNHKが…
(ドラマ内の医師は迷信だと言っていたが)
この三つは残念ポイントでした。