東京ラブストーリー2020
6話から全話をイッキ観。
まずはこのドラマに携わった方、全てに感謝を伝えたい。
めちゃくちゃ素晴らしい恋愛ドラマでした。
今回の東京ラブストーリー2020年は国内有料動画配信の歴史に刻まれる事変だ。
これからは良質な恋愛ドラマはお金を払って楽しむ時代になっていくだろうなと。
今、地上波では恋愛ドラマは激減している。
スポンサーのことや数字のことを考えなきゃいけない。
私もテレビの構成作家をやっているので数字がいかに大事かもわかる。
『数字のことなんて無視して面白い恋愛ドラマを作ろう』ははっきり言ってナンセンス...
東京ラブストーリー2020
6話から全話をイッキ観。
まずはこのドラマに携わった方、全てに感謝を伝えたい。
めちゃくちゃ素晴らしい恋愛ドラマでした。
今回の東京ラブストーリー2020年は国内有料動画配信の歴史に刻まれる事変だ。
これからは良質な恋愛ドラマはお金を払って楽しむ時代になっていくだろうなと。
今、地上波では恋愛ドラマは激減している。
スポンサーのことや数字のことを考えなきゃいけない。
私もテレビの構成作家をやっているので数字がいかに大事かもわかる。
『数字のことなんて無視して面白い恋愛ドラマを作ろう』ははっきり言ってナンセンス。
テレビはコンプライアンス、スポンサー、数字を意識した上で面白いことをみんなで知恵を絞り合って考える。だから面白い番組がまだまだ誕生していってる。
今回の東京ラブストーリー2020を仮に月9で復活させますってなってたら
ここまでのレベルに達してなかったと思う。
愛し合うシーンはもちろんカットだし。
セリフだって修正に入れられるだろうし。
リカ役を石橋静河さんが演じることもなかったと思う。
でも今回のFODは地上波ほど口を挟まれない。
けど、東京ラブストーリーという人気作をやる以上は旧作を上回るぞという一致団結が最終回まで失速させなかった。
もう箱根駅伝の青学状態!!
で、今の時代
いいドラマは間違いなくSNSでしっかり情報が拡散していく。
そうなったら人は入会してでも見るんです。
Netflixの成功でやっと日本人が動画配信にお金を落とすことに引っ掛かりがとれはじめてる。
そういう色々な時代の変化の波に東京ラブストーリー2020はうまく乗った気がします。
役者陣は前の記事で感想を書かせてもらったのでこのレビューでは脚本家の北川亜矢子さんについても書かせてください。
とにかく素敵なセリフばかりでした。
誰にも邪魔されていない無傷な言葉の数々
(上に人間に「ここをああしろ」とか言われてないって意味 あくまで想像です。 もし「ああしろ」と結構言われてたらスミマセン。笑)
私も恥ずかしながら舞台やドラマの脚本を書く人間として
このドラマの素敵な言葉に感動やら 挫折感やら やる気やら
とにかくいろんな感情をミキサーでジャーーってかけられた気分。
ラブストーリー以外の話ってプロットでOKもらえたら7割方完成なんですよ。
あと、プロットの流れに沿って台本を書いていくだけ
ラブストーリーはプロットなんてほとんどあてにできない。
だって、セリフに命が宿るんです。セリフに命を宿ってないとその物語は死んでしまうんです。今作はずっとセリフがドクドクっと鼓動を響かせていた。
この北川先生の集中力。相当なものですよ。
集中力なのか・・・こんな名ゼリフがぽんぽん出てくる環境だったのか
真相はおいといて
よくぞここまで素敵な言葉を赤名リカ、永尾完治、関口さとみ、三上健一に用意してくれました。本当に感謝でいっぱいです。
特に北川先生の女性キャストのセリフにいちいち感動しっぱなし。
女性に感じてたワガママな言葉もワガママじゃなく理性という化粧を落としたすっぴんな言葉ばかりなこと気付かされた。
特に最終回の
『太陽と愛って似てるよね。近づき過ぎると全てを焼き尽くす』
は今年の全ドラマのセリフの中でも一番好きです。
東京ラブストーリーの漫画を地下深くに埋めて
また何百年後に掘り起こされてドラマ化しても絶対ヒットするだろうな。
どんなに時代が変わっても人間の恋愛体質なんて原始時代からさほど変わってないんだから。
東京ラブストーリー2450
来世も人間であれば必ず見ます(笑)
しばらくこのレベルのラブストーリーに会えることは難しいけど
また、出てきちゃうのがドラマなんですよね〜。
これからも自分たちがこれは面白いって思ったドラマはどんどん発信してください!
待ってます!