コロナコロナコロナ……時々、発狂しそうになりませんか?
今は家にいるべきとき。それは分かっているんだけど、それでも「キー!!!!!」って叫びたくなる時がある。
そういう衝動を具現化してくれたのが、この『ノット・オーケー』ではないだろうか。ざっくりしたあらすじを言うと、超能力が宿ってしまった思春期真っ盛りの少女の話。ラノベや漫画、アニメっぽくない?って思っちゃうかもしれないしそういう要素はあるんだけど、本作はもう少しダウナーな感じだ。
彼女は超能力を操れるわけでもなければ、自制もできない。抑えきれない怒りや羞恥、リビドーが暴発して周りのものが吹き飛んだり、浮遊したりしてしまう...
コロナコロナコロナ……時々、発狂しそうになりませんか?
今は家にいるべきとき。それは分かっているんだけど、それでも「キー!!!!!」って叫びたくなる時がある。
そういう衝動を具現化してくれたのが、この『ノット・オーケー』ではないだろうか。ざっくりしたあらすじを言うと、超能力が宿ってしまった思春期真っ盛りの少女の話。ラノベや漫画、アニメっぽくない?って思っちゃうかもしれないしそういう要素はあるんだけど、本作はもう少しダウナーな感じだ。
彼女は超能力を操れるわけでもなければ、自制もできない。抑えきれない怒りや羞恥、リビドーが暴発して周りのものが吹き飛んだり、浮遊したりしてしまう。家で飼っていたペットを●してしまったり…割と悲惨。その空気感が、「陰キャ」だった(いや、現在進行形か)僕にとっては非常に心地が良い。同情はするんだけど、「この子も孤独なんだ」と思えることが安心感につながるというか。
そもそも「超能力って別にありがたくもなんともない」という悲しみが斬新で面白いし、「めっちゃええやん!」って騒ぐ男子との距離感というかも絶妙。
そして、冒頭に書いたように、結果はどうなるかはアレだけども、「衝動にしたがっていろんなものを吹き飛ばす」は(本人はかわいそうだけど)観ている人間にとっては結構すっきりする。ヒロインの女の子が「うあああああああ」ってなるシーン→何かが吹っ飛ぶ、ってのがいい。
ストーリーも描写も面白いし、ちゃんと非リア充の気持ちを汲んでくれている。『ストレンジャー・シングス』との差別化もできている。サブカル感も強い。かなり面白いドラマであることは、間違いない。