過激なエンタメを観たい。それでいて見ごたえがあるものを……。そう思う機会、この外出自粛期間で増えたのではないだろうか。そんなときに試してみてほしいのが、Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ナチ・ハンターズ』だ。
かつて、ナチス・ドイツの兵士たちに家族や仲間を無惨に殺害されたユダヤ人の人々が、ナチスの残党狩りを行うお話。社会派ではあるが、まず第一にこの作品は苛烈なバイオレンスが大量に詰まっている。
冒頭のたった5分だけでもいい。観てみると、ホームパーティに客が来る→その客にナチスの残党とバレる→女子供関係なく全員射殺する、の流れが超強烈。不謹慎な言い方にはなるが、度...
過激なエンタメを観たい。それでいて見ごたえがあるものを……。そう思う機会、この外出自粛期間で増えたのではないだろうか。そんなときに試してみてほしいのが、Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ナチ・ハンターズ』だ。
かつて、ナチス・ドイツの兵士たちに家族や仲間を無惨に殺害されたユダヤ人の人々が、ナチスの残党狩りを行うお話。社会派ではあるが、まず第一にこの作品は苛烈なバイオレンスが大量に詰まっている。
冒頭のたった5分だけでもいい。観てみると、ホームパーティに客が来る→その客にナチスの残党とバレる→女子供関係なく全員射殺する、の流れが超強烈。不謹慎な言い方にはなるが、度肝を抜かれて一気に物語の世界にハマってしまうだろう。
しかし、この過剰なバイオレンスにはちゃんと意味がある。戦争がいかに残酷で、ナチスの蛮行がどれだけ強烈だったのか、「裁きを下す」必要性をしっかりと見せているから。人間を使った残虐すぎるチェスなど、目を覆うばかりの非道に対し、後世の者や生き残った人々がしっかりと落とし前を付ける。だからこそ、この作品の「やり返す」バイオレンスは非常に壮快だ。
第1話は、愛する祖母を何者かに殺された青年が、犯人の復讐をしようとする中で、秘密結社「ナチ・ハンターズ」の面々と知り合っていく、といったストーリー。その後、ナチ・ハンターズの濃い面々と、ナチスの残党たちの全面戦争になだれ込んでいく。
あくまで個人的な感覚だが、クエンティン・タランティーノ監督の作品が好きな方にはきっちりハマる作品のような気がしている。過激な描写でびっくりするだろうが、見ごたえは十二分。良かったら、チャレンジしてみてほしい。