孤独な高齢者と、初めて服薬指導をするくるみちゃんの話が、刈谷さんの過去につながっている回。6話はこの三つのストーリーで展開されました。
まず高齢者は、コミュニティと上手くなじめず、とても孤独な暮らしをしている女性です。町医者だけが唯一の話せる場で、不安な気持ちを和らげるために、抗生物質を無理矢理もらい、安定剤のように飲んでいました。
この話って、誰でもどこか共感できる気がする。町医者の存在って大きいなとも思ったし、考えたらうちの祖母も何か不調があるとすぐに古くからある近所の診療所に行っていたので、もしかするとそんな気持ちだったのかな…なんて思いますね。
そして、初の服薬指導チャレンジのくるみちゃん。相手は月経困難症で苦しむ若い患者さんで、失敗を経て、彼女は成長しました。なんか(いないけど)子供を見守る親の気持ちで見れた不思議。
この二人の患者さんに共通するのが「なぜか薬が効かない」ということ。
そのワケは、高齢者は抗生物質を飲んでいることを隠したから、若い女性はハーブティーに含まれている成分がNGだったからでした。それにそれぞれ気付いた葵さんとくるみちゃんは凄いけど、患者のインスタを見るのはどうだろう?これが男性ならちょっとイヤかも。
この共通のテーマが、刈谷さんが大手の調剤薬局を辞めた理由につながってました。正しい薬を正しい量で処方するのが薬剤師。当たり前のようだけどそれは当たり前じゃないということを知りました。
そして、今回は瀬野さんの話が見られるかなと思ったけど全くなかった。そして何となく、くるみ→小野塚くん→葵…というフラグが立っているような…気のせい?