いやはや、参りました。
今期の特捜9は1話の中での振り幅がすごくて、ぎゅっと凝縮された映画を見てるようだ。

事件の鍵を握るバールのようなもの。みんな大好きバールのようなもの。
事件もののフィクションでバールのようなものが出てくるだけで、みんな楽しくなるよね。
そんな感じで今回も途中までずっとキャッキャしてたけど、事件の本質が明らかになるにつれて、まあ空気が重い重い…。

そしてここに来て明かされた矢沢の過去。
9係からここまでこんなに長く続いているシリーズなのに、そういえばメインキャラクターの過去ってあんまり掘り下げてないんだよね。
矢沢の経験から、ひとりの女性をある意味救えたんだけど、矢沢の過去を聞いてそれをすんなり、ごく普通に受け入れる青ちゃんもすごくよかった。

で、最後の浅輪くん。最高か。
今までももちろんよかったんだけど、ほぼ同じキャストでここまで長く続いて、こんなに少しずつ変化させながら、かつこんなに絶妙なバランス感覚を見せてくれるドラマってそうそうないと思う。

来週は我らが新藤ががんばるっぽいのでまた楽しみ！