お決まりのパターンで安定の感動を量産するドクターX.
ゲスト出演者とエピソードだけを変えた
テンプレート・ストーリーなのに、
しっかり感動した上に所々で笑いまでとられて
しまうところが悔しくもあり、心地よくもある.
今回のゲストは看護師の頂点・三原名誉会長.
昭和な厳格さは現代にはミスマッチだけど、
プロ意識において大門と響き合う.
他方、その堅物には思いもよらない過去があり、
そのため大門が困難なオペを強いられる、
というエピソードになってる.
ところで岩下志麻さんといえば元祖・極道の女.
視聴者はそのあたりのイメージを心地良く
くす...
ギャグとシリアスのバランスが良く、出演者も豪華で楽しめる。
毎度毎度、「私、失敗しないので」→「なんて速さ(正確さ)だ!」的なセリフの応酬で患者を救う医者の話。
そう言ってしまえばそれで終わりなのだが、それが見ている側に安心感を与える。
その安心感、安定感を創るのがテレ朝のドラマは上手い気がする。
多少の不満感は毎度あるものの、最終的には概ね満足し「新シリーズやって欲しいな」と思わせる魅力がある。
「細けぇ事は良いんだよ!」的なノリで見ると絶対に楽しめるシリーズなので、今回も安定して面白い。