「コーヒー茶碗で、稼いだでー!」
おおらかでたくましい様子が、子ども時代の喜美子とかぶる.
- 子役との連携が絶妙
- 違和感がなさすぎる
と評判の本作、俳優や演出の技量もさることながら、
わかりやすいキャラクターを作り出した脚本の勝利
という面もあるかも知れない.
とかく朝ドラは、人物が型にはまったキャラに
なりがちだけど、このスカーレットはそんなテンプレから
微妙に外れたキャラがけっこう多い.
新しい試みにはリスクがつきものだけど、その作り込みが
巧みで、ここでしか見られない感は強い魅力だよね.
コンペ入賞が結婚の条件、と言いながら、
な...
「コーヒー茶碗で、稼いだでー!」
おおらかでたくましい様子が、子ども時代の喜美子とかぶる.
- 子役との連携が絶妙
- 違和感がなさすぎる
と評判の本作、俳優や演出の技量もさることながら、
わかりやすいキャラクターを作り出した脚本の勝利
という面もあるかも知れない.
とかく朝ドラは、人物が型にはまったキャラに
なりがちだけど、このスカーレットはそんなテンプレから
微妙に外れたキャラがけっこう多い.
新しい試みにはリスクがつきものだけど、その作り込みが
巧みで、ここでしか見られない感は強い魅力だよね.
コンペ入賞が結婚の条件、と言いながら、
なんとか春までにと増築を目論む常治.
割増費用分は家業を廃業し、自分が勤めに出ることで
捻出しようとしている.
なんのかの言いながら、気持ちは喜美子の将来へ常に向いてる.
難ありだけど、いいお父ちゃんには違いない.
亭主関白なのに稼ぎがなく、わからずやなのに温かい.
こんな父キャラも、ほかでは記憶にない.
終盤では八郎の作品も完成.
見事なスカーレットが若社長の目も満たす.
長い時間をかけて、いよいよ喜美子の未来の足がためが整った.