なかなか思い通りにいかない状況の連続で、「次どうなるのか早く見たい！」と見ることを止められないドラマでした。
孤独な主人公にこれでもかというほどの試練が次々に訪れます。悪役の女優も役にはまって見る価値ありです。悲しすぎてドラマの展開にイライラさせられるほどでした。
一番印象に残っているのは、殺された母親の親友が自分の師匠であるハン尚宮だと分かった瞬間です。自分と母親しか知らないはずの場所でハン尚宮と会い、母親の親友だったと知ったときは、思わず手をたたいて喜びました。孤独の中に光が差した瞬間です。
想像を超す苦境の中でもあきらめずに前進し、最後に成功を勝ち取るチャングムの姿はどの時代、...
チャングムを演じたイ・ヨンエが美人だと思いました。また、チャングムは両親の代から権力闘争に巻き込まれて不幸な環境で育ちながらも逆光に立ち向かい、「偉大なるチャングム」という称号を貰うまでの半生がドラマティックに描かれていたから面白かったです。さらに実在の人物で、名前以外はあまりわからないというミステリアスな感じも物語のアクセントとなってよかったと思います。
そして、好きなエピソードは風疹が流行り、他の医官たちが投げ出してもチャングムは一人でも治療を続けて患者を治したシーンです。その後、師匠たちもその姿に医者としての姿勢を学んだといっている姿も素敵でした。
いまでこそ、女性が社会で活躍できる時代になってきていますが、この時代に自らの力だけで仕事人として活躍したチャングムに憧れます。
日本と韓国なので、お国柄の違いはあると思いますが、女性が医師になるなんて、大変な事。
それも、料理人の夢が破れた後からの軌道修正での偉業です。
その努力と根性には、見る人を惹き付けるだけの魅力があること間違いない。
宮廷内の憎悪や陰謀にも負けずに、夢を持ち続けるチャングムは、現代の働く女性に強さと勇気を持たせてくれる。
それでいて、ラブもある。
痛快なサクセスストーリーです。
韓国ドラマの時代劇の中で、初めて観たのがチャングムの誓いでした。最初観た時は、子ども時代の話が長いな・・と思っていたのですが、最後まで観てまた最初から観たくなり1話から観返しました。最後まで観て、チャングムの子ども時代の話を理解していないと楽しめないと思いました。何度観ても、泣いてしまう作品の一つです。何度も命の危険にさらされ、それでも生き抜いていくチャングムの強さに心動かされます。出会いや別れを通して、強くなっていくチャングムは私の理想です。おススメしたい韓流ドラマの一つです。
