朝の連続ドラマシリーズより「あまちゃん」について書かせて頂きます。
大人とも子供ともとれないあるいは、大きく成長していく過程を楽しむことが多い朝の連続ドラマ。
そのなかでも未だに根強い指示を得る理由を考えてみました。(誤字や間違いなど多々あると思いますのでご指摘お待ちしております)

*それぞれの世代におけるアイドル
主役の能年さんが演じる主人公、小泉さんが演じる元アイドルのお母さん、かつて街のアイドルだった祖母の宮本さん。
アイドルという肩書きに偶然成り、偽り、足掻く３世代の視点で向き合います。

*アイドルとは
舞台となった地域は震災の影響下にあり現在を映す当作品において避けられない事象。アイドルとはどういうものなのか、あいとはなんなのかと考えさせられました。

友情や恋、家族愛に郷里への想い。
宮藤官九郎さんらしく作品はテンポ良く軽妙に進みます。それだけにシリアスなシーンは引き込まれ感情が揺さぶられます。
名シーンと言える場面は数多くあり絞りきれません。
ただ能年さんが演じるアキが祖母の危機に想いを重ね発したオーディションでの一言は、美しく画面を通し心に響くものだったと思います。
バラバラだったピースが主人公の成長とともに合わさっていく様子は正しく朝ドラの真骨頂である清々しさに溢れています。

近々ではリアルタイムで欠かさず観ていた作品です。