前回まではあまりの悪質さに同情の余地なし!!と思っていた座間敦司ですが、
おかれた環境や境遇のひどさや、吐露する気持ちなどがようやく丁寧に描かれて
これは他人事ではなく誰にでも起こりうることだと、今回とてもリアルに感じました。
座間さんのお母さんに対する深い思いがもう、、、。
母親をドライブに連れていき美味しい食事をして崖へむかう座間さん、
座間さんに手を握られて微笑むお母さん、座間さんのツラく苦しい本音、
どれもこれも胸に突き刺さるシーンばかり。
練炭を買ったレシートを見てしまった真野先生は座間さんの家を訪ね(勇気ある)、
劣悪な環境で母を介護する座間さんの現実を知り、何かできることはないかと聞く真野先生に、
「貧乏人だって誇りってものがあるんだよ!!
高いところにいる奴には分からないだろう、同情や哀れみで傷つく人間がいるってこと」
お母さんが座間さんの手を握る。
ここでエンディング曲が流れて泣きました。
特に練炭を買う座間さんの気持ちを思うとやりきれません。
貧困のため社会から外れ、捨てられて、見下されていると思っている座間さん。
生活保護をもらっていないのは「誇り」だったんでしょう。
お母さんを崖から突き落とさなくて本当に良かった。でも苦しい。
一方で、患者様第一主義でスタッフを気遣わない事務局長はあっさりと退職。
いい感じのことを最後言っていたけど心に響かない、、、。
病院の経営もスタッフも大事にできる人が必要。あの警備員さんみたいな。
真野先生は病院を辞めて、母の介護をしながら実家の診療所をすると家族に宣言。
親は娘の幸せが一番だと思うけど、、、あの妹は姉に頼りすぎでは?
あとは病院の内情をマスコミにリークしたヤツは誰だ?
立ち位置がよく分からない沼田(浜野謙太)が怪しい。ライバル病院からきてるし?
ついに来週、最終回ですね。真野先生はきっと座間さんに寄り添っていくのかな。
それが同情でもなんでも手を差し伸べる存在の人って必要だと思う。
どうか救ってほしいし、なにより社会がそんな仕組みを作らなければいけないと思う。