そろばん、習字、ピアノ、その上学習塾まで?
百合子は随分と教育熱心なお母さんなんだなぁ…と思ってたら
「うちも学習塾行きたかった、短大行きたかった」
これを聞いて、あぁ…そういうことかと。
自分がさせてもらえなかったことを、子供に良かれと思って
頑張らせてたんだね…
かつて家庭科の先生を目指したくて、高校に進学して
短大に行きたい…と常治に訴えてた百合子。
だけど、常治は「短大はいいけど、高校はアカン。
そんな余裕はうちにはない。」とぴしゃりと言い放ってたね。
喜美子の稼ぎもあって、どうにか高校は行けたけど
短大進学、家庭科の先生の夢は断たれたんだったね…
自分がしたかったのにできなかったこと…それを
子供に投影する…これは今でもよく聞く話だと思います。
それを子供が望んでいるなら、親はこれ以上ない理解者に
なれるでしょう…でも、それを子供は嫌々やらされてたら?
親が喜ぶからという理由で、自分を押し殺していたら?
ただの親の自己満足、行き過ぎれば虐待にもなるかもしれません。
わたくしも親になって十数年、いえ二十数年経ってますが
こういうのって、子供の頃には気付かないのだけど
親になって初めて、子供に教えられるというか。
あの時自分はこうして欲しかったんだな、とか
こうしたかったのに、させてもらえなかったんだな…とか。
わたくしの場合、随分と我慢を強いられた環境だったので
子供に厳しすぎる面が出てしまうところがあります…【猛省】
ですが今回の話を観て、目の前にいる子供に、
改めてちゃんと向き合って話したり聞いたりしていかねばなぁ…と
思った次第です。だから信作と百合子が
「後で話そうな」と繰り返し語ってたところはじんとしました。
その後に「お父さん臭い」発言には、ずっこけましたが…w
(こういう緩急が見事なんですよね…!)
親として出来ること、子供が望んでいること、やりたいこと
すべて合致して進めていけるとは限りませんが
できるだけ、子供がわたくしがいなくなったとしても
歩いていける道を見つけるまで、応援していけたらと思っております。
「ちょ、いくら学校が休校だからって
いつまでゲームしとるの!さっさと勉強始めんかい!」
ハッ…口うるささはなかなか収まりそうにありません…【反省】