かつてフカ先生の人柄に引かれて、
先生が生業としていた火鉢の絵付けの仕事に没頭し、
同じように普段さほど意識してなかった八郎が
目を輝かせて取り組んでいた陶芸に惹かれ
ひいてはその人をも愛するようになる。
喜美子という人は、
好きな人が好きなものにも興味を持ち
それすらも好きになっていける人なんだなぁと。
その人自身だけでなく、取り巻くものさえも
愛していけるのは、素晴らしいことですよね。
こういうのを見てて、手前味噌でアレですが
わたくしが朝ドラを熱く語ることによって
朝ドラを観るようになりました!面白いですってコメントいただくと
それはもう嬉しいのです!好きなものを一緒に好きになって
楽しめているという「好きの輪」が広がっているのを
体感できた気がして。
ただ、喜美子の場合陶芸に関して言えば
何というか…穴窯の業火に焼き尽くされそうに
なってしまったこともあったけれど
今はそこを乗り越えて、八郎とも少しずつ新しい関係を
築いていってる感じがしますよね。
そして信作の「分からんから言うて否定するな、忘れたらあかん、
人を敬え」も、肝に銘じておかねばならないなぁ…と思った次第です。
苦手なもの、嫌いなものは避ければ済む話ですが
意味分からんからと言って、それをそのまま口にするのは
好きな人にとっては打撃にもなりうるわけですから。
かつてわたくしも、某アーティストが好きでよく聴いてたのに
知人に「〇〇が好きなやつの気がしれん。低能だよな。」と言われ
悲しく惨めな気持ちになったことがありました…
そういう思いを、他人にさせてはならぬ!と肝に銘じてはいますが
時折忘れがちな気がして、今回の信作の言葉にハッとした次第です。
好きなものは好きと大声で言い、讃え
嫌いなもの苦手なものからは、そっと遠ざかり
意味分からんものは、まず黙って観察する…
そういう事が出来る大人に、わたくしは、なりたい…!