【拓郎さんの視聴ドラマの口コミ・感想・評価一覧】

  • テセウスの船 第6話

    3.5
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.0
    • 演技 3.5
    • 映像 4.0

    私がバカでした!!!

    正直、第1回目の放送を見た時は、多少なりともガッカリした。
    「思てたんとちがーう!」ってヤツである。

    キャストと粗筋見た上での期待値が大き過ぎたのもあるだろうし、このワク(日曜9時のTB...
    続きを読む 正直、第1回目の放送を見た時は、多少なりともガッカリした。
    「思てたんとちがーう!」ってヤツである。

    キャストと粗筋見た上での期待値が大き過ぎたのもあるだろうし、このワク(日曜9時のTBS)に対して、てっきりもちっと社会派な作品なのだろうという先入観もあった。

    なもんで、
    なんかズレてる。
    なんかムズ痒い。

    主人公はウニュウニュ卑屈になりがちで、いやソコちゃうやろ!な厨二的暴走がイチイチ気になるし、
    例えば 行方不明の女の子を必死に探していた警官一家が急にお星様見上げながら微笑み合うほのぼのお花畑シーンに突入したり(いやムスメの大事なお友達はよ探さんかい!)、
    大事な未来ノート(歴史的事実てんこ盛り)と免許証を丸ハダカでいきなりウワァアッと崖に投げ捨てたり…
    荒い。
    エピソードの全てが感情的で荒いのである。

    涼真くん樹理ちゃんが好きなのと、一応見てしまったからには成り行きを見届けたい気持ちから視聴を続けてきたことを、ボチボチ後悔し始めていた先週…

    だがしかし。

    ここに来てわかった。

    そんな文句を言ってはならない。

    私が見方を誤っていたのである。

    今週、某ライターさんの記事で制作陣についての言及があり、そこにある制作会社名を見て私はハッとした。
    そして全てを飲み込んだ。
    そもそも私がハナから間違っていたのである。
    涼真くんは悪くない。

    書いてあるじゃん。

    「 制作 : 大映テレビ 」

    ババーーーン!!!!

    赤いシリーズですよ。
    スチュワーデス物語ですよ。
    ヤヌスの鏡ですよ。
    社会派?バカ言っちゃいけません!

    大仰なセリフと大袈裟な演出。
    出生の秘密や運命の出会い、ありえない偶然の積み重ねで落ち着きなく急展開を繰り返す、意外性が命のジェットコースターストーリー。それが大映。大映テレビドラマではないですか!

    そう吹っ切って見た今回の放送の面白かったこと!

    ホラ!見てごらんなさい、
    狂気に微笑むさつきさんを!
    白い手袋咥えてた片平なぎさじゃん!

    由紀ちゃんにおんぶに抱っこ、ただただ泣くばかりの使えない主人公・心くんを!
    ドジでノロマな堀ちえみじゃん!

    と、言う訳で
    正しい視聴姿勢を見つけた途端に
    面白くてたまらなくなった「テセウスの船」。
    こうなったら無敵である。
    見る前の心構えって大事なのねとしみじみ反省。
    来週の放送が楽しみで楽しみで仕方がない。

    どうなるんだ安藤政信。
  • スカーレット 第120話

    4.0
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    スクラップ&ビルドな川原家…


    喜美ちゃんとハチさんが新しいフェイズに入った。ホッとした。

    二人の関係が壊れた経緯からいって、喜美ちゃんの側から「サッパリ何もないねん!」「壊して前に進み」って言われるのには多少の抵抗...
    続きを読む
    喜美ちゃんとハチさんが新しいフェイズに入った。ホッとした。

    二人の関係が壊れた経緯からいって、喜美ちゃんの側から「サッパリ何もないねん!」「壊して前に進み」って言われるのには多少の抵抗がなきにしもあらず…でもきっとこの二人はそういう二人なんだなあ。ハチさん一人じゃスクラップ&ビルドには踏み込めない。
    お父ちゃんの大事な皿、(本当は割るなら自分で割って欲しかったけど)叩き割ってくれたのが武志なのは良かったのかも。

    あと、
    面白いおじさん・信作が お皿砕く作業を“供養”と言ってくれたことがとても嬉しかったし胸に沁みた。水橋脚本のこういう“言葉の感覚”、本当に好きです。
    こういう信作とハチさんの、朝ドラではなかなかない男同志の友情の描かれ方も好き。「飛行機では靴と靴下脱ぐねんで」の連携はホンマ見事でしたw

    そして、小池アンリさん。

    烏丸せつこさんは ボンキュッボン!のデビュー当時から知っている世代としてはとても意外なキャラクター登用だったけど、アンリが本当に軽やかで豊かな人に造形されてて素敵だった。
    喜美ちゃんの「今はパリに行くことよりここに座ってたい」に対して、残念がることも引き止めることもせず、スッキリさっぱりと石段を登っていく後ろ姿には涙がこぼれた。アンリ、かっこええぞ。

    「芸術以外で人の人生を豊かにするもんはなんや。人を思うことや。誰かの人生を思うことで自分の人生も豊かになるんやで。」

    再来週からはきっとこのアンリさんの言葉が喜美ちゃんの人生のキーワードになるんだろな。
    怖いけど楽しみです。

    (その前に「スペシャルサニーデイ」!
    信様ナレーションの予告をありがとう えねっちけえ!!)
  • 火花

    4.5
    • 出演者 5.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 5.0
    • 映像 4.5

    再放送しましょうよ。


    変な話だが、ドラマ「火花」は、私にとって最も「火花」な「火花」である。

    えーと、どういうことかと言うととても説明し辛いのだが、「火花」にはいろんな「火花」があって、このドラマの他には別...
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    変な話だが、ドラマ「火花」は、私にとって最も「火花」な「火花」である。

    えーと、どういうことかと言うととても説明し辛いのだが、「火花」にはいろんな「火花」があって、このドラマの他には別キャストで撮影された映画版もあるし、芥川賞を獲った又吉直樹氏の原作小説「火花」(言うまでもなくそもそもこれが全ての源の「火花」である)だってある。

    で、これら全部、同じ物語なんだからさ〜、表現方法が違うだけで同じ「火花」でしょ〜?となるかというと、どっこい、見てみると(読んでみると)思いっきりそれぞれがその世界観から何から全然別物!なワケで、で、こっから先、細かく言ってると日が暮れるので詳細は割愛するけれども、私にとっては原作小説をも差し置いてこのネトフリドラマこそが「火花」なのである。つまり、そんな大仰なことを言いたくなるくらい、このドラマは私にとっての完成版「火花」なのである。

    その緻密な叙情性とか役者のハマり具合とか画面の巧さとか使える時間の容量とか、要因はいろいろあるんだろうけども、その一つひとつはあちこちで既に評論され尽くしてる感があるのでその辺をご参照いただきたい。多分そんな感じなんだと思う。(雑)

    ただ言えるのは、もし、この作品を10代のポワンポワンした私が観ていたら、きっと徳永と同じようにあほんだらに憧れて、その神様の堕ちていく様にヒリヒリしたと思うし、20〜30代のガツガツ仕事に生きていた私が観ていたら、プロデューサーの誘いより神谷の誘いを優先させる徳永に「甘いねん!」ともどかしさにヒリヒリしていたろうなということである。この映像作品にはそれだけのチカラがある。だから逆に、もしそういうタイミングで出逢っていたら、どちらにしても辛かったりイラッとしたりで、「良い作品ではあると思う」という前置き付きで、こんなに心を占める大好きな作品にはなっていない気がする。
    故に、この今の自分の立ち位置(そこそこ落ち着いた状態の自称・大人)でこのドラマに出会えて、(それでも繰り返し観るにはメンタルコンディションを要する程度にやっぱりヒリヒリしていることを差し引いても)素直にこのドラマ好きやねん!愛おしいねん!と言える状態であることは、私にとってとてもシアワセなことだなぁなどと思っている。
    そう。私は愛おしいのである。このドラマの全てが。

    林遣都と波岡一喜。徳永と神谷。
    よくぞこのふたりで、この脚本で、この撮影順で撮ってくださった。本当にこれは奇跡のような組み合わせだと思っている。誰に言えばいいのかわからないけれどもとにかく各方面に感謝、感謝である。多分、これがネトフリだったのもものすごくものすごく幸運なことだったんだろうと思う。

    太鼓のお兄さんとか
    路上ライブのサクラとか
    真樹ちゃんの家の鍋とか
    ベージュのコーデュロイとか
    後輩芸人の軍団とか
    銀髪それ模倣でしょうとか

    胸にギュインギュインくる場面が余りにもてんこ盛り過ぎて挙げるのにも一苦労。
    そしてその中で、私がラスト漫才のライブシーンよりも何よりも号泣してしまって毎度目が開かなくなるのは、真樹ちゃんちで、真樹ちゃんと神谷さん、ふたりに布団に乗っけられて、ぐるぐるぐるぐる回されている徳ちゃんの子どものような笑顔…アレが一番なのである…

    あのシーンの一瞬の、穏やかで柔らかな、でも先に続かないであろうことがわかっている刹那の楽園感…あの空気を出せるのは、あの時、あの時間の中にいた林遣都という役者だけだ。
    徳永という人間を演じさせてもらえたことは、彼にとって役者としてかけがえのない天からのギフトだったし、それを画面のコチラで拝ませてもらえた私も、こんな幸せはないなあと心の底から有り難く思ったシーンである。

    てなわけで、是非もう一度、地上波で放送していただきたい作品である。
    もっと沢山の人に観てもらって、認知してもらって、もうそこら中でで「もー!あそこのシーンがさー!」とか語り合いたいのである。叫びたいのである。それだけの価値のある作品だと強く思っている。

    NHKさん、たのんます。

  • ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.5

    中島先生!!!


    面白かった!!!

    藤堂比奈子…波瑠演じる、この、今までにないタイプのヤバいヒロインの一挙手一投足、目線の危うさにゾクゾクどきどき。
    気が付いたら、これまで強度のスプラッタアレルギーだ...
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    面白かった!!!

    藤堂比奈子…波瑠演じる、この、今までにないタイプのヤバいヒロインの一挙手一投足、目線の危うさにゾクゾクどきどき。
    気が付いたら、これまで強度のスプラッタアレルギーだった私がノンストップの勢い、結局2日間で一気に全編を見通してしまった。
    いや自分でビックリ。

    波留さんが(いろいろな作品見てきたけど)こんなに演技出来る人だったとは(失礼)ちょっと意外なくらい、このクセのあるヒロイン像を、抑制された静の演技で深くガッツリと表現していて、本当に良い俳優さんなんだなと感心。

    んでもって、その波瑠=比奈子のヤバさ、ゾクゾク感をビシバシ増幅させてるのが、
    もうもうとにかくドはまり役としか言いようがない「中島先生」!

    The・林遣都!

    お見事!

    完敗!

    陥落!!!!!

    とにかく役者・林遣都がこの時点で備えていた魅力と特性…強さ、儚さ、優しさ、青臭さ、不安定さ、そしてそこから来る狂気、苦悩、自己陶酔感、孤独感…etc…のまあ美しいこと切ないこと…この役のキャスティング決めた人、ノーベル賞とアカデミー賞強制授与!(私にその権限はない)

    ウルウル震えるチワワ感で言えば、無双・牧凌太(おっさんずラブ)という当たり役を持つ彼だけれど、見ている者に 救ってやりたい!守ってやらねば!感を逼迫して与える点では、断崖べりを狂気に震えながらユラユラ歩いているこの中島先生の方が数段上かもしれない。なんたって報われなさ過ぎる。そしてその悲壮感がまた美しい。(牧くんは春田が永遠に守ってくれるから放っておいても大丈夫)

    事件後、白い箱の中でまるで何事も無かったかのように“普通に”生きている中島先生の、柔らかい陽射しに縁取られた穏やかな表情にギュンギュン胸が締め付けられて苦しくて。
    私の中の『3大林遣都』(牧凌太・徳永“@火花”・伊豆見“@しゃぼん玉”)はここにめでたく中島先生を迎え入れることによって『林遣都四天王』へと進化を遂げたのでありました。
    (`・ω・´)キリッ

    物語にも引力があり、設定にちょっとSF崩れな甘いとこも一部あるにはあるんだが、そういう部分を役者の演技の説得力で捻じ伏せた感のある作品。強いインパクトが残る、ちょっと異質な刑事ドラマでした。

    続編熱望!!!


  • スカーレット 第106話

    4.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    オトナ武志登場!ハチさんは!?

    ‪おうちにテレビ‬
    ‪床に絨毯‬
    ‪晩ご飯にミートソース‬スパゲティー

    ‪武志は優しいええ子に育ってて
    父親の役割は信楽のブルースリー課長補佐がさり気なくやってくれてる
    そしてブル...
    続きを読む ‪おうちにテレビ‬
    ‪床に絨毯‬
    ‪晩ご飯にミートソース‬スパゲティー

    ‪武志は優しいええ子に育ってて
    父親の役割は信楽のブルースリー課長補佐がさり気なくやってくれてる
    そしてブルースリーにも可愛い2人のムスメ

    作品は5万で売れてて
    後援会まである気鋭の女性陶芸家
    借金はキレイに返しました!

    それはええ!

    それはええねんけどな!

    ハチさんは!?
    ハチさんはよ!?!?!?

    ハチさんのハの字も出てこんと
    「目出度し目出度し」て
    それホンマに「ええ話やなぁ」でええの???

    目出度し目出度しの話が終わった瞬間、マジで真田丸の“20秒関ヶ原”がフラッシュバックしました

    武志が、いい子ながらも喜美ちゃんに大切な話を出来ないでいる
    その微妙な母子関係はどっから来ているのか
    そこだよ 喜美ちゃん!

    そしてなんだかんだこうやって真剣に振り回されてる私が水橋脚本の実力の証…
    今週はハチさんの行く末を確認するまで画面から目と耳を離せない…!!!

    (あっ!前髪の上がった中年ブルースリーは全然イケてたわ!
    それは良し!!!!!)
  • スカーレット 第102話

    4.5
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    来週への覚悟決めます…

    ちや子さんはいつも喜美ちゃんの世界を広げてくれる“扉”…
    しかしだよ…今回ちや子さん家で喜美ちゃんが開いた扉は…その扉は…観てる側には辛過ぎる!

    信楽太郎さんの歌(これがまた絶妙にええ歌...
    続きを読む ちや子さんはいつも喜美ちゃんの世界を広げてくれる“扉”…
    しかしだよ…今回ちや子さん家で喜美ちゃんが開いた扉は…その扉は…観てる側には辛過ぎる!

    信楽太郎さんの歌(これがまた絶妙にええ歌やねん!)が二番に入ったところで喜美八ふたりの思い出が(しかも菊揉みのところから)どぅわあああっと流れ始めた日にゃあ
    「いやそれ走馬灯!!!😱」ってなりましたよ!なるでしょうよ!

    んで、
    嬉しい楽しいはずの荒木荘同窓会がイチイチ「喜美八もう終わりー!」っていうその後押しになっててまあまあ辛い!

    雄太郎さんの“恩返し”は喜美ちゃんに次の窯入れの薪の代金を与えてしまったし、大久保さんの「家の中の仕事が出来る女は何でも出来る。そこまで極めろ。」はこれ以上ない後押しの言葉でしかない…!

    朝ドラって基本、ヒロインの人生をヒロインの目線に沿って見るものだから、本来なら「うん!女性の自立キターー✨」とか「喜美ちゃん決心ついたね!辛いけど頑張ろうね😭」ってなるべきとこなんだろうけども、

    この水橋脚本については人物一人ひとりの描き方がそんな一元的なモンじゃない分、いや八郎さんはよ!武志の気持ちはよ!また信百合の負荷が!とかそういうところにまで思い及んでしまって つらたんの嵐…

    来週予告でついに放送開始時のあの窯入れシーンに繋がった物語…
    残り3分の1は更に覚悟をもって視聴せねばという、なんやわからん緊張感に覆われた1週間の終わりでした…


    ん…!?

    これって

    「涙のち晴れ」!?

    晴れええええええええ?????


    (とりま今日イチ泣いたのは、
    全然隠れきれてない大久保さんが可愛く丸まって登場したとこでした。
    大久保さあああんん!😭✨)
  • スカーレット 第96話

    4.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    マグマ噴出、寸前!!

    ついに完成した穴窯。
    初めての火入れ。
    喜美ちゃんの陶芸家人生のスタート。
    そしてその高まりに触発されるように
    溢れだす三津ちゃんの想いと不穏。

    喜美ちゃんがマッチを擦っていよいよ...
    続きを読む ついに完成した穴窯。
    初めての火入れ。
    喜美ちゃんの陶芸家人生のスタート。
    そしてその高まりに触発されるように
    溢れだす三津ちゃんの想いと不穏。

    喜美ちゃんがマッチを擦っていよいよ窯に火を入れるシーンに、おお!いよいよ来たぞ来たぞといろんな意味でゾワゾワの回でした。

    こういう場面でスカーレットがホント凄いなぁと思うのは、俳優さんたちの演技と演出効果、そして冬野ユミさんによる劇伴の相乗効果の妙。
    今日のこの火入れシーンでも、ジワジワした始まりからウワ〜っと舞い上がる劇伴のメロディに戸田恵梨香さんの目ヂカラと穴窯の炎が乗っかって、見てる側がぐわーーっとくる高揚感があった。
    ほんと、音楽がいい。
    (サントラ、発売日に買いました)

    あと、
    決してプロトタイプに嵌まらず、予定調和に陥らず…「100%の悪人・善人、100%の喜び・悲しみ…んなもんこの世にあるもんか!」と喝破するような物語進行と人物描写。
    水橋さんの脚本には、“だからこそ世界は面白いし愛おしいんだよ!”っていう深みと厚みをものすご〜く感じる気がします。

    窯開きの祝いの席。
    無邪気なおっちゃんたちが凄いな、頑張ったなと褒め称える相手は八郎さん。確認があるわけでもなく、当然そうなんだろという前提のもとにお祝いが述べられる。
    「陶芸は男のすること」「働く夫と支える妻」という、この時代であればさもあろう無意識の先入観を、悪意を持って描くでもなく、普通の気の良い人々に乗っけて描いてみせるところ、そしてこの喜びの場面にそんなチクリとした引っ掛かりを盛り込んでみせるところに(プラス、ちゃんと八郎さんに「いえ、僕ちゃいます喜美子です」とフラットな発言させることを忘れないところにも)、なんというか、水橋脚本の職人技を見た気が。

    最後、来週の予告が不安要素モリモリ過ぎて朝っぱらから「イヤあああ!」とか叫んでしまったけれど、
    慣れない様子で不細工なおにぎり握ってきてくれるし、「最低でも5時間寝なさい」って押すとこ押してくれるし、結局三津ちゃんはずっと「松永さん」呼びやし…
    八郎さんはええ夫、(たまに双方鈍感が過ぎたり すれ違いはありつつも)ふたりはお互いを尊重しながら思い合っているええ夫婦!
    そう信じて次週を待ちたい…
    (三津ちゃんの思いは思いで切ないし愛おしいし可哀想ではあるけれど、そこに八郎さんの思いは乗っかっていかない…大丈夫だと思いたい!)

    次週、要覚悟なマグマ噴出週の予感はあれど
    ポパイ信作のご挨拶大作戦?をココロのオアシスに、歯を食いしばって成り行きを見届けたいと存じます。

    (あっ、いや、チーム荒木荘も総出演やん!楽しみやん!😃✨✨←)
  • 麒麟がくる 第1話

    4.0
    • 出演者 3.5
    • ストーリー 3.5
    • 演技 4.0
    • 映像 5.0

    頑張れ えねっちけえ!

    待ってましたの第一話。
    スカイブルーとペールグリーンで彩られた長谷川光秀は、透明感と青臭さと小賢しさを匂わせつつ、でも芯のある心地よい暑苦しさがキチンと醸されてて今後に期待大。

    キャスト...
    続きを読む 待ってましたの第一話。
    スカイブルーとペールグリーンで彩られた長谷川光秀は、透明感と青臭さと小賢しさを匂わせつつ、でも芯のある心地よい暑苦しさがキチンと醸されてて今後に期待大。

    キャストを聞いて え〜⁉︎って思ってた本木道三は、豪胆さと損得算段に細かいケチ臭さを無理なく同居させていて、思ったよりもハマってた。プロトタイプなワッハッハッハの笑い方とか、多少鼻白むとこもあるけどまずは一安心。

    なんだかキャプテン臭の漂う吉田御大と大塚明夫氏が双子過ぎて混乱したことを除けば、御母堂・石川さゆりが全然フツーに良い俳優さんだったり、村人岡村が気張らずフツーに村人してたり、総じてキャスト陣の演技については納得感アリ。鉄砲に喜ぶキャワタン光秀に長谷川博己の新しい一面を見たし、麦駒ちゃんのコーンと抜けるような快活さはキモチの良いアクセントでした。
    敢えて言うなら海老蔵さんのナレーションの軽さが今ひとつ物足りなかったかな〜。帰蝶さんの登場場面には家族一同「頑張れ!」の拍手👏が起こりました😇

    物語的に一番新鮮だったのはモブの描き方。お武家さんたちのヤットウだけでなく、野盗の襲来、焼き討ち、人買い、そしてなんたって延暦寺の描き方を通して、そこに生きてる民衆のヤラレ感不条理感が前面に押し出されてて、なるほどそう来るのねという感じ。
    光秀が麒麟の世を目指すに至る、その下地をどう積み上げていくのかは今回の大河のキモになると思うので、ソコはメッチャ注目していきたいところ。

    ところどころ、間のモッタリ感が気になる場面もあったけど、冒頭戦闘シーンのカラフルさから一転、オープニングのドッシーーンとした重厚さ=音楽、字幕フォント、炎の中を駆ける人馬…には、なんやこれ黒澤映画か⁉︎はたまたグラディエイターか⁉︎とトリハダがたちました。近来稀に見る「大河やるで!」感100%!🤣🤣🤣

    画面の美しさとかドローン撮影のクオリティ…いわゆる技術的な部分もちゃんとドラマのスケール感にプラスになってて、えねっちけえの気概を感じましたよね😑✨

    とりま毎週楽しみに見れそうな期待大の滑り出しで、大河ファンとしては嬉しい限りの第一話でしたっ😊💓
  • スカーレット 第90話

    4.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    ハチさん喜ぶウチも喜ぶ

    喜美ちゃんついに「全開放」!?
    陶芸展落選でハチさんに「残念や」と言われた(そんな風に言ってくれた)ことで、ずっと抑え込んで来た“作ること”へのタガが弾け飛んだ様相…

    あの音楽に乗って眼...
    続きを読む 喜美ちゃんついに「全開放」!?
    陶芸展落選でハチさんに「残念や」と言われた(そんな風に言ってくれた)ことで、ずっと抑え込んで来た“作ること”へのタガが弾け飛んだ様相…

    あの音楽に乗って眼光鋭い喜美ちゃんが動き出す様(絵付け開眼の時にもあったわ〜😭)は、いつ見てもウヒャ〜っとくる。戸田恵梨香、真骨頂。ゾワゾワ。

    なんだかんだ 夫を立てて、作陶に対する情熱に身を委ねることに一線引いてた喜美ちゃんだけど、それは多分“女は一歩引け”みたいな時代の空気に寄ってる訳ではなくて、ただただ八郎さんの才能を誰よりも信じて、それを形となすためのバックアップに一生懸命だっただけのこと…八郎さんの作品作りこそが夫婦の夢の実現と思っていたからこそそうだっただけで、自分でもそれをやりたい!って思った時の喜美ちゃんのパワーを思うと、来週が楽しみでもあり恐ろしくもあり😂

    八郎さんは八郎さんで、今日までのところ とりま三津ちゃんの“無邪気攻撃”に100点満点良き夫の見本対応でやり過ごして来てるけど…ここに来て三津ちゃんもただのアッケラカン女子ではない顔を見せてきたし、頑固でピュアな性格の八郎さん、本格的にロックオン食らったら多分ひとたまりもないな。むむ。

    それにしても、
    最近メディアの記事で地味だなんだと言われがちなスカーレットだけど、これだけ観てる側を物語の中に引き込んであーだこーだと悩ますチカラを持ってるドラマもそうそうないと思う。大野家シーンでの緩急とか、三姉妹のそれぞれとか、小ネタも絡ませつつ、喜美ちゃんハチさんの心の動き、過程の描写を本当に緻密に丁寧に重ねてきているだけに…
    だからこそこの先が怖いぞ!
    スカーレット!

  • スカーレット 第88話

    4.5
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    林遣都 開眼。

    信作沼爆裂。セリフもないのになんだあのお得感。ありがとうスカーレット。林遣都がこれまでになかった部分で花開いています。ホンマに。

    舞台「風博士」を見た時にも同じことを思ったんだけど、
    実...
    続きを読む 信作沼爆裂。セリフもないのになんだあのお得感。ありがとうスカーレット。林遣都がこれまでになかった部分で花開いています。ホンマに。

    舞台「風博士」を見た時にも同じことを思ったんだけど、
    実はこれまで遣都くんの演技には“憑依型俳優”と言われつつ割と「型」があるよねと感じる場面があって(例を挙げるなら”戸惑い”とか“驚き”とか“困惑”とか)、そういう時 あ、林遣都、っていう演技パターン…目の泳がせ方とか肩のすくめ方とか…を感じることがあったりしたんだけど、スカーレットの中盤に入ったところからその辺のいつもなら「型」に入る所で「おっ?」と思う場面が出て来た。

    例えば同じ弄られ役っぽい役もこれまであって、それらの中にはやっぱりこの「型」があった(気がする)んだけど、それとは全く違う あ、信作、っていう体幹、仕草、目線…(言葉で言いにくいけど)そんな“新しい引き出し”がガッツリ開いた気がする。“こんな風にやってみました”的ないわゆる頭で考えた演技が減って(←これはこれで凄いな林遣都!ってものがいっぱいあったんだけど!)、その世界の空気を吸って、その世界のモノを喰って生きてる人のサラリと自然な動きがただそこにある…そんな演技になって来た感じがある。

    (余談だが、個人的には“憑依型俳優”とか“カメレオン俳優”っていう表現が昔からキライで。俳優はそもそもカメレオンになるのが仕事であって、憑依させてナンボの商売なんだから“パンの焼けるパン屋”って言ってるのと同じで ソレ失礼じゃね?と思ってしまうひねくれ者でしたスミマセン)

    半年という長いスパンで、主要人物の一生を、それもホン読みからリハーサルまでみっちりやるような今時他にない現場でやらせてもらえることの多大なる恩恵が今まさに表出して来てるんだろーなー、こういうのを一皮剥けたって言うんだろーなーとか思うと、もう涙目ちょちょ切れのコンコンチキ、ファンとしてはここから先の演技人・林遣都にもうもう溢れんばかりのお楽しみ感とお得感を禁じ得ないんであるシアワセである。

    もう一度言う。ホンマありがとう スカーレット。

    それにしても信作のあの八郎さんへの甘え方に“春田創一”の影を見てしまうのは私だけだろうか。知らず知らず吸収してきたいろんなもんが形を得てドッパーンって溢れ出て来てるタイミングだったりするのかな。すごいな。そういうのもいいな。

    この88回、他にもポイントてんこ盛り過ぎて忙しかったので、以下羅列!

    ・お母ちゃんの狂気!
    この激しさが駆け落ちも厭わんかったマツさんの本質かもw

    ・誰かに貰った一言で本当に一生救われ続けることってあるよね…大袈裟でなくあるよね…おぅちゃんは八郎さんの恩人でもあるんだ…

    ・「声出して笑えるやん」言われた時のハチさんの顔…松下さんのこういう繊細な表情、本当にドキッとさせられる。こういうところでいつも上手い俳優さんだなあと思う。

    ・あっ、セリフあった!「スイカ…」

    ・いやいやいや三津ちゃん!それキミの口から言っちゃっちゃあダメやろ!のてんこ盛り…でもそれが嫌味なく、逆に“ミッちゃんは物言いにウラオモテがなくて可愛いなあ良いなあ”感になってるのは黒島結菜ちゃんの才能か。
    発声がクリアでキモチ良く…きっと舞台でも映える俳優さんだな、結菜ちゃん。

    ・喜美ちゃんも三津ちゃんもお互い「八郎さんはコッチ側の人間」と思ってるんだろうな…才能って…努力って…ものづくりをする人間にとっては一生付き纏って離れない恐ろしい魔物だよなあ…

    こわいよー!!!!!!
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