このドラマの肝は何と言っても織田裕二さん演じる司馬先生の性格の悪さと頭の良さでしょう。それまで爽やか好青年役の多かった織田さんが本気で「嫌な奴」を演じられてそれがはまりすぎている。見た目のめちゃくちゃいい性格の悪い奴って最悪ですよね！でも石黒賢さんの石川先生も知恵では負けていないので、二人の攻防が毎回どうなるかとハラハラ見守っていました。その他のキャラたちも皆一面だけではなくて、いい人だけど言う時はきちんと言い返したり、いい人なのに司馬先生の味方だったり、ひたすら気の毒だったり、ことなかれ主義かと思ったら最終的に一番の悪人だったり、とにかく一人一人が活き活きとして面白かったです。「来週が待ち遠しい」なんてドラマは久しぶりでした。