四三が学校に入学するために美川と一緒に東京にやってきて、見るものすべてに驚き戸惑っている様子がおかしかった。
寮の生活は厳しく、故郷を恋しく思いながら頑張る四三がほんと真面目です。
夏休みに熊本に帰り、スヤと再会したシーンは爽やかな恋愛心が見えて、とてもよかった。
一方、美川は吉原にはまって遊び三昧、都会の誘惑に負ける気持ちも分からなくもないし、四三と対照的で面白かった。
えっ!これって大河ドラマ?
大河ドラマって歴史ものじゃないの?
そんな声が聞こえてくる。
確かに大河ドラマと言うと、戦国時代や幕末ものが多いよね。
そこに風穴を開けたのが、大河ドラマ「いだてん」。
1964年の東京オリンピックまでの日本人の奮闘を描く。
数字の取れる幕末や戦国ものを敢えて外した挑戦とも思えるし
来年開催が決定している東京オリンピックの便乗にも見えちゃう。
ただ正直言っちゃうと、
現時点で期待できる点って「クドカン脚本だから」くらいかな。
金栗四三役の中村勘九郎さん、コミカルで面白い良い演技!
クドカンさんの脚本と勘九郎さんのコミカルさがピッタリマッチし、とても面白い仕上がりになっている!
また、美川秀信役の勝地涼さんも面白いんだよね。
勝地さん、クドカンさん脚本では朝ドラ「あまちゃん」でも面白い役だったけど、クドカンさんの脚本に合っているみたい。
上手いわ。
でも、一番笑えたのは、三島和歌子役の白石加代子さん。
不如帰の意地悪女のモデルが自分と知って憤慨するシーンの上手いこと!
さすがは、大河ドラマ!
豪華キャストで、見応えがあります!
海軍兵学校の試験を落ちてしまった四三(中村)。
四三は憧れの嘉納治五郎が校長を務める、東京高師に友人の美川と共に通うことにします。
初めての東京に四三はてんてこ舞い。
人は多いは、サイフはひったくられるは、雑誌を持っているだけで怒られるはで初日から散々な目にあってしまいます。
しかし、四三は便利なバスなども使わず、いだてん通学(自力で走る)をするのでした。
いだてんの面白い所はキャストのキャラです!
四三の極端とも言えるくらいの真面目っぷり、四三のお兄さんの熱烈ぶり、美川の学生らしい遊びっぷりなど、とても強烈な印象です(笑)
特に私が好きなのは、春野スヤ(綾瀬)です。...